久家の大蔵(アズレージョの壁画)


ブルー一色で統一された壁画は、見る者を郷愁へと誘います。


14.3cm角の小さなタイルを縦・横につないた約1m86cmのパネルがひとつの作品に。

外壁には14枚のパネルが連なっています。


内部の壁画は、幅3.7m、高さ2.56mの大作です。(内部に飾られている壁画「昇天」の一部)

ポルトガルと臼杵の友好を象徴する壁画
 
 野上弥生子文学記念館の近くに、『久家の大蔵』という白壁の蔵があります。
 この蔵は1868年(江戸時代末期)に棟上げされた振るい蔵で、造り酒屋の『久家本店』が かつて貯蔵庫として使用していた酒蔵です。  
 取り壊す予定だった蔵を臼杵デザイン会議の有志の方たちが、南蛮資料館として存 続させようと改修し、今年、イベント会場として生まれ変わりました。

 蔵の外壁や内部には、アズレージョの壁画が一面に装飾されています。
 この壁画は、 アズレージョ美術の第一人者であるロジェリオ・リベイロ氏により制作されたもので、 ポルトガル独自のアズレージョと呼ばれるパネルで構成されたものです。
 天使や聖職者などが描かれたパネルは、往時のキリシタン文化を彷佛とさせる絵柄 ばかり。
 外壁いっぱいに14枚のパネルが連なり、さまざまな物語を描いています。
 蔵の中にも「生誕」「洗礼」「昇天」と題された大きな3枚のパネルがあり、いずれも見ごたえのある作品です。

 蔵では、すでにジャズコンサートなどが催され、今後も竹工芸展や大分県立芸術短 期大学生による弦楽奏や作品展が予定されています。

 芸術の秋。楽しい催しに足を運んだついでに、江戸時代の蔵や壁画を観賞してみて はいかがでしょうか。

<イベント予定>
■臼杵竹宵祭
 開催日 11月3(金)〜4日(土)
 時 間 12:00〜21:00

3日(金)
『久家の大蔵』にちなんで造られた新しい日本酒の試飲会を開催  
4日(土)
ショットバーとぜんざいコーナーを 開設

<久家の大蔵>
■住  所/臼杵市浜町
■問合せ先/臼杵市企画課
      TEL 0972-63-1111