亥の子ともいわれる年中行事の一つで、子供が縄をつけた石をつなぎながら家々をまわるということも昭和の中頃まで行われていました。
稲葉家では、文化八年(1811)までは干鯛、御居餅(おすわりもち)をやりとりしていましたが、その後は干鯛が省略され餅のみになっています。
餅は紅白の鳥の子餅、またはおはぎが用意されました。
亥の日の亥は猪という意味で。火の神の使いとされることから、この日にこたつ開きや炉開きが行われたということです。
現代では多くの人に忘れ去られた風習ですが、こんな可愛い鳥の子餅を作って、こたつでも出してみませんか?
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