第30回 年中行事と食べ物「きらずまめし」
献立

 埋豆腐は大蔵永常の「徳用食鑑(とくようしょくかがみ)」(1833)に登場する料理です。

 温めた豆腐の上に大根おろしをのせ、その上へご飯をよそって出すものである。

 臼杵では、毎年12月28日に誓文払いとしてその年の貸し借りを精算する習慣があり、この日に埋豆腐を食べたという。

 埋豆腐は、十一代雍通公の居所であった江戸下屋敷でよく出されていました。

埋豆腐の写真

参考文献 臼杵の殿様暮らしと食(大分合同新聞社)