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アスパラガスはユリ科の多年草で、和名をマツバラウドといいます。原産は地中海沿岸地域ですが、食用はイギリスが原産。ヨーロッパでは古代ギリシャから食されてきたポピュラーな野菜のひとつでした。
日本に入ったきたのは明治時代。 オランダ人によって伝えられたため、オランダキ ジカクシの別名があります。 日本では当初ホワイトアスパラガスが主流で、長い間、 缶詰めのホワイトアスパラガスが食されてきました。グリーンアスパラガスが市場に出回りはじめたのは昭和40年頃。野菜の輸入がどんどん行われるようになり、生のアスパラガスが増えて来たのです。 ところで、グリーンアスパラガスとホワイトアスパラガスの違いは何なのでしょうか。 答えは育て方にありました。芽が出る前に土盛りをして光を当てないようにして 白く仕上げたのがホワイトアスパラ。 そのまま生長させてものがグリーンアスパラガスになるのです。 栄養はアスパラギンを豊富に含み、グリーンの方がビタミンAとB2を多く含んでいます。 アスパラは、古くなると苦味が増してくるため、買う時は切り口の黒ずんでい ないもの、しおれていないものを選ぶようにするといいでしょう。 茹ですぎると歯ごたえがなくせっかくの味覚が損なわれるので、茹でる場合は茹ですぎに要注意。ホワイトアスパラを茹でる時は、酢やレモン汁を入れると歯触ざわり良く仕上がります。 |
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『世界の食知識』は12 回シリーズの連載です。
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