[13] 中元・生身玉
参考文献 臼杵の殿様暮らしと食 (大分合同新聞社)
ちまきは古くからあるお菓子ですが、柏餅は宝暦の頃(1751〜)より売られたとされています。稲葉家の日記(享和元年・1801年)には、ちまきと柏餅の両方が用意されていたと記されています。 稲葉家の江戸屋敷では、出入りの御用菓子司壷屋にちまきを注文して作らせていて、その数は二百個、半分はみそ(アン)との記録があるほどで、いかに端午の節句を大勢で祝っていたかが想像されます。
五月五日は五節句のひとつで、食事には御祝御膳が出されました。