参考文献
臼杵の殿様暮らしと食
(大分合同新聞社)

 

第22回 年中行事と食べ物「茶台寿司」
献立
【茶台寿司】

茶台寿司の写真 

今回の臼杵の殿様は番外編ということで、臼杵でもめずらしい郷土料理「茶台寿司」をご紹介します。

 大分ではメジャーな鰺寿司の土台にゆでて下味をつけた竹の子をあしらった茶台寿司は、味も歯ごたえも絶品です。竹の子のシャキシャキとした歯ごたえをお寿司で味わうとは驚きですね。お好みで大葉にまいても美味しいです。寿司の酸味と竹の子の甘味がおりなすハーモニーをぜひ一度お試し下さい。

レシピ

(材料名)
■米 ■アジ ■大葉 ■わさび
(調味料)
■酢 ■砂糖
(土台)
■竹の子 ■醤油 ■みりん ■酒 ■砂糖

(魚の作り方)

  • アジを三枚におろして塩をする。
  • 塩をしたアジをきれいな水で塩ぬきをする。
  • 塩ぬきをしたアジを、少しの酢で酢洗いする。
  • 酢洗いしたアジを、酢1合、砂糖125g、薄口醤油少々、酒少々、塩少々(魚の塩加減で分量を決めて下さい)の中に漬け込みます。
  • (すしご飯の作り方)
  • 米1升に酢1合と少々、砂糖165g、塩1.65gの合わせ酢を作り、混ぜる。
  • 合わせ酢を混ぜたご飯に、みじん切りにしたショウガとゴマを入れる。(みじん切りにしたショウガやゴマの分量は、自分の好みで決める。)

  • (竹の子の土台の作り方)
  • 竹の子はアクをとってから、茹でてやわらかくする。
    (水煮竹の子でも良いです)
  • 醤油、砂糖、みりん、酒でにこんでお好みの味を付けます。
  • 味がついたら鍋から取り出して、良く冷ます。
  • (仕上げ)
  • 冷ましたすし御飯、竹の子、アジを一緒に握ります。
    お好みで、大葉をまいて下さい。