[13] 中元・生身玉
臼杵に伝わる料理の一つで、「きらず」とは「おから」、「まめし」とは「まぶす」の意で、一口大の魚の切り身を醤油にひたし、すった生のおからを混ぜ、刻みねぎ、針生姜をそえ、かぼすをかけて食べる。新鮮な魚ならではの一品である。 昔は、大きい魚のあらについた身をこそぎ取ったものを使ったといわれ、臼杵の倹約精神のあわられた料理とされている。