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唐辛子のお話

唐辛子

唐辛子はナス科の植物で、原産地は中南米の熱帯地方です。
南アメリカやメキシコでは古代から栽培されていましたが、15世紀末にコロンブスがアメリカ大陸を発見するまで、ヨーロッパや東洋には存在しませんでした。
しかしその後100年ほどで世界中に広まり、各地の風土に馴染んで育ち、色や形、大きさ、辛さなどが異なるいろいろな品種が登場したのです。
今では唐辛子といっても、香辛料として用いる辛味種と食用となる甘味種の2種類あります。
甘味種というのは、わたしたちの食卓に良く登場するピーマンのこと。辛味種は、各国で特徴のある辛さのものが栽培されているいわゆる辛い唐辛子のことをいいます。たとえば、タイの粉末唐辛子のプリックポンや生唐辛子のブリックチーファー、キムチになくてはならない韓国産の唐辛子、青唐辛子など品種は豊富。チリペパーを品種改良して辛味がなくなった真っ赤なパプリカも忘れてはならない品種のひとつです。
さらにはチリペパー、チリペパーより辛みが強いカイエンペパー、一味唐辛子、七味唐辛子といった数種類の唐辛子の粉をブレンドしたスパイスなども作られています。
また中国の豆板醤や甘味噌の海鮮醤(ハイセンジャン)、タイのスイートチリソースやタバスコといった調味料まで生まれ、唐辛子はそれぞれの国の食文化を支えているといっても過言ではありません。
唐辛子は辛味種、甘味種ともにビタミンA・B・Cを多く含み、栄養価の優れた野菜なので、いろんなお料理に上手に取り入れるといいでしょう。

ラー油の作り方

【1】ごま油をフライパンや鍋で一度煮たて、火からおろします。
【2】冷めて60℃ぐらいになったら丸ごとの唐辛子と唐辛子粉、黒こしょうを入れ、ビンに移します。

60℃というのは唐辛子が焦げず、まわりに泡が出る程度の温度のことです。

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